ミエルカTOP ミエルカジャーナル SEO 絶対パスと相対パスとは?違い・書き方・SEOでの使い分けをわかりやすく解説
SEO

絶対パスと相対パスとは?違い・書き方・SEOでの使い分けをわかりやすく解説

公開日:2026.09.10

絶対パスと相対パスは、Webページや画像などの場所を指定するための、いわば「住所」の書き方です。リンク先を設定したり、表示する画像を指定したりするときに使います。

絶対パスは「https://example.com/images/photo.jpg」のようにURL全体で場所を示し、相対パスは「images/photo.jpg」のように、現在のページを基準に場所を示します。

この違いと使い分けるシーンを理解しておくと、リンク切れや画像の非表示が起きたときの原因がわかりやすくなります。また、Web制作の担当者ともスムーズに話が進むので、本記事では初心者のかたにも伝わるよう解説します。  

なぜ絶対パス・相対パスを理解しておく必要があるのか

パスとは、Webページや画像・ファイルがある場所を示すWeb上の住所のようなものです。

パスを知らなくても日常的なWebサイト運営はできますが、以下のような場面で「パスを理解していること」が判断や指示に直結します。

  • Web制作会社への発注・打ち合わせ
  • リニューアルやドメイン移転の要件確認
  • 画像の非表示やリンク切れの原因調査
  • CMSでの画像URLやリンクの設定
  • サイト診断レポートのパス表記の確認

とくに、WebマーケターやWeb運営の管理者は、パスをしっかりと理解しましょう。

絶対パス・相対パス・ルート相対パスの違い

パスには、主に「絶対パス」「相対パス」「ルート相対パス」の3種類があります。違いは、どこを基準にして場所を指定するかです。

住所に例えると、絶対パスは「東京都渋谷区○○1-2-3」のように、最初から最後まで書かれた住所です。相対パスは「今いる場所から右に曲がる」のように、現在地を基準にした道案内です。

また、ルート相対パスは「渋谷駅から徒歩3分」のように、決まった起点から場所を示す方法です。Webサイトでは、サイトのトップ階層を基準にして場所を指定します。

種類基準になる場所見た目の例向いている場面注意点
絶対パスURL全体https://example.com/about/外部リンク・canonical・OGP・XMLサイトマップドメイン変更時に書き換えが必要
相対パス現在いるページの場所../images/logo.pngローカル環境での確認・小規模サイトのファイル参照ページの階層が変わるとリンク切れが起きやすい
ルート
相対パス
サイトのトップ階層/about/CMSやテンプレートで共通リンクを管理する場合ドメインをまたぐリンクには使えない

ここからは、各パスの定義と特徴を詳しく解説します。

絶対パスとは

絶対パスとは、URLを省略せずに、Webページや画像などの場所を指定する方法です。

たとえば、以下のように記述します。 

https://example.com/images/logo.png

絶対パスは、リンクや画像を設置するページがどこにあっても、常に同じ場所を指します。

たとえば、トップページから指定しても、下層ページから指定しても、

https://example.com/images/logo.png

と書けば、同じ画像を参照できます。

そのため、外部サイトへのリンク、OGPの画像URL(SNSでシェアされたときに表示される画像)、canonicalタグ(検索エンジンに正規URLを伝えるタグ)、XMLサイトマップ(検索エンジンにサイト内のURLを伝えるファイル)など、参照先を明確に指定したい場面に向いています。

項目内容
メリットどのページから書いても文字列が変わらない。参照先を確実に指定できる
デメリットサイト移転やドメイン変更でURLが変わった場合、すべての絶対パスを修正する必要がある

なお、ステージング環境(本番公開前の動作確認環境)で、本番ドメインの絶対パスを書くと、本番環境のページや画像を参照してしまうため、正しく検証できない場合があることに注意しましょう。

相対パスとは

相対パスとは、今いるページの場所を基準にして、別のページや画像の場所を指定する方法 です。

たとえば、about フォルダ内のページから、1つ上の階層にある images フォルダの logo.png を読み込む場合は、次のように書きます。

../images/logo.png

このうち、../ は「1つ上のフォルダに移動する」という意味です。../../ と書くと、2つ上のフォルダに移動できます。

相対パスは、ローカル環境での確認や小規模なサイトで使われることがあります。

相対パスはページや画像の位置関係をもとに指定するため、ファイルの移動や階層の変更があると、リンク切れや画像の非表示が起きることがあります。相対パスを使う場合は、参照元と参照先の位置関係が正しいかを確認することが大切です。

項目内容
メリットドメインが変わっても書き換えが不要。ローカル環境(自分のパソコン上の開発環境)でも動作を確認できる
デメリットページや画像の場所が変わると、リンク切れや画像の非表示が起きやすい

ルート相対パスとは

ルート相対パスとは、Webサイトのトップ階層を基準にして、ページや画像の場所を指定する方法です。

/ で始まる点が特徴で、次のように記述します。

/about/
/images/logo.png

絶対パスとの違いは、https:/example.com のようなドメイン部分を省略している点です。相対パスとの違いは、今いるページの階層に左右されない点です。

たとえば、どのページから書いても、/about/ は常にサイトのトップ階層から見た abouページを指します。

ルート相対パスではドメイン部分を指定できないため、別のサブドメインにあるページや画像は指定できない点に注意しましょう。

項目内容
メリットページの階層が変わっても、同じ書き方で参指定できる
デメリット外部サイトなど、別ドメインのページや画像には使えない

ルート相対パスは、CMSやテンプレートで共通のリンクを管理する際に適しています。ただし、外部サイトへのリンクやcanonicalタグ(※次のセクションで説明)など、URLを明確に指定したい場面では絶対パスが適切です。それぞれのパスの特性を理解し、目的に応じて使い分けることが大切です。

初心者が押さえるべき絶対パス・相対パスの使い分け・利用シーン

絶対パス・相対パス・ルート相対パスは、目的や運用シーンに応じて適切に使い分けることが重要です。それぞれの主な利用シーンは以下の通りです。

  • 絶対パス: 外部サイトへのリンクや、検索エンジンにURLを正確に伝えたい場合
  • ルート相対パス: サイト内の共通リンクや、テンプレートを管理する場合
  • 相対パス: ファイル同士の位置関係を基準にリンクを指定したい場合

その他の利用シーンや場面は、以下の表にまとめました。

場面推奨パス理由
外部サイトへのリンク絶対パス(必須)相対パスでは外部ドメインを指定できない
内部リンク絶対パス(推奨)または相対パス正しくリンク先を指定できていれば、どちらでも利用可能 
canonicalタグ絶対パス(必須)Googleが公式に絶対パスを指定
XMLサイトマップ・OGP絶対パス(必須)正規URLを一意に指定する必要がある
ステージング環境ルート相対パス本番ドメインの絶対パスは本番環境を指してしまう
CMSでの共通パーツルート相対パステンプレートの管理を簡素化できる

ここからは、パスの使い分けで理解しておきたいルールを詳しく解説します。

外部サイトへのリンクには絶対パス

外部サイトへのリンクには絶対パスが必要です。相対パスを使うと自サイト内のURLとして解釈され、リンクが機能しません。CMSでリンクを貼る際は、https:// から始まる完全なURLで入力してください。

内部リンクは相対パスでも問題ない

内部リンクは、絶対パスと相対パスのいずれでも動作します。ただし、相対パスはリンク元の階層によって参照先が変わるため、記述ミスによるリンク切れなどに注意が必要です。

相対パスを使ったからといって、それだけでSEO上の問題になるわけではありません。正しくリンク先にアクセスできる状態であれば、Googleのクローラーもリンクをたどることができます。

ただし、Googleのヘルプでは、クロールエラーへの対策として「可能な場合は、相対リンクではなく絶対リンクを使用します」と説明されています。

可能な場合は、相対リンクではなく絶対リンクを使用します。
(たとえば、サイト内の別のページにリンクするときに、
mypage.html だけではなく、https://www.example.com/mypage.html とします)
☑︎出典:Search Console ヘルプ|クロールが完了できなかった URL のエラー

絶対パスを使用することで、相対パスの記述ミスによるリンク切れなどを防ぎやすくなります。 相対パスにもドメイン変更時の書き換えが不要といったメリットがあるため、サイトの規模や運用方針に合わせて選択してください。

※関連記事:
【2026年】SEOとは?AI時代にも効くSEOの基本・対策をわかりやすく解説
内部リンクとは?定義とSEOに効く貼り方・注意点(専門家監修)

rel=canonicalには絶対パス

rel=canonical(レル・カノニカル/カノニカルタグ)とは、同じ内容や似た内容のページが複数ある場合に、検索エンジンへ「正規とするURL」を伝えるためのタグです。

canonicalタグには、絶対パスを使いましょう。Googleは、rel=canonical link要素では相対パスではなく絶対パスを指定するよう説明しています。

rel=canonical link 要素では、相対パスではなく絶対パスを指定します。相対パスも Google でサポートされていますが、長期的には問題が発生する可能性があるため(たとえば、意図せずにテストサイトのクロールを許可してしまうなど)おすすめしません。
☑︎出典:oogle Search Central|rel=”canonical” などを利用して正規 URL を指定する方法

※関連記事:canonical(カノニカル)タグとは?URL正規化でSEO評価を上げる方法を解説

絶対パスと相対パスを理解してWebサイトを最適化しよう

絶対パス・相対パス・ルート相対パスは、Webページや画像などが「どこにあるか」を示す方法です。

とくにサイトリニューアルやドメイン移転では、URLやページの階層が変わることがあるため、使用しているパスやリンク先を事前に確認しておきましょう。

対応が不十分なまま進めると、リンク切れによってユーザーが目的のページに辿り着けず、サイト離脱やコンバージョン減少といった機会損失を招く恐れがあります。さらに、検索エンジンがコンテンツを正しく認識できず、SEO評価が十分に得られないリスクもあります。

ミエルカSEOコンサルティングでは、20年以上のSEO支援実績をもとに、貴社の体制やサイト状況に合わせて「実装できる施策」をご提案します。

パスの指定に不安がある場合や、リニューアル・ドメイン移転を控えている場合は、まずは無料相談でお気軽にご相談ください。

無料でSEOのプロに相談
ミエルカのSEOコンサルティング
本記事の著者
長屋智揮
長屋智揮
Faber Companyグループ XINOBIX 代表取締役
この著者の記事をもっとみるarrow-right
監修者
岡 章浩
岡 章浩
Faber Company SEOコンサルタント
この著者の記事をもっとみるarrow-right

関連記事