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Google サーチコンソールは、自社サイトの流入キーワードやインデックス状況、リンク状況、平均掲載順位（検索順位）など確認したりすることができる、Googleの公式のツールです。そんなGoogle サーチコンソールの機能や開発・運営の裏側について、弊社取締役の鈴木謙一が、GoogleのDaniel Waisberg（ダニエル・ウェイズバーグ）氏に直接インタビューしました。
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「Search Relation Team」の役割
鈴木：サーチリレーションズチームでのあなたの役割は何ですか？日々どのようなことをしていますか？
Daniel Waisberg：私はサーチリレーションズチームに所属していますが、このチームは双方向のチャネルのような役割を果たしています。私たちはサーチエンジニアリングチームの一員で、Googleのシステムの仕組みがどのように動くのかについて、できる限り多くの情報をみなさんに共有するのがミッションです。一方で、Twitter（現X）で積極的に活動したり、カンファレンスに参加したりして、様々な業界の人と交流してもいます。そこで得たアイディアを持ち帰ってチームに共有し、改善に繋げる、というようなことも行っています。
私はサーチリレーションズチームのSearch Advocateで、イスラエルのテルアビブを拠点にしています。サーチコンソールのエンジニアリングチームは全員イスラエルが拠点です。※
※現在は、スイス・チューリッヒに勤務
サーチコンソールでお気に入りの機能は？
鈴木：サーチコンソールの改善に取り組んでいるとのことですが、どのような機能やレポートがお気に入りですか？難しい質問かもしれませんが（笑）。
Daniel Waisberg：難しい質問ですね（笑）。どれも気に入っているのですが、ウェブサイトで何をしているかによって変わってくると思います。コンテンツのパフォーマンスを分析したい場合は、おそらく検索パフォーマンスレポートを使うでしょう。Google検索での成果、つまりウェブサイトへのトラフィックにつながっているクエリ、ランキング、平均掲載順位などを示してくれます。期間で区切って確認することも可能です。
一方で、テクニカルSEOに携わっている場合は、ウェブサイトの構造化データの問題などに興味を持つでしょう。Googleがウェブサイトをクロールできているかどうかを確認するクロール統計レポートなども優れた機能です。これらのレポートは、おそらく私が最初に見るレポートであり、ある意味で私のお気に入りのレポートと言えるかもしれません。
SEO初心者に最初に使ってほしい機能
鈴木：SEOの初心者の人に、最初に使うべき機能としてどの機能をオススメしますか？
Daniel Waisberg：最近リリースされた機能の一つであるサーチコンソールインサイトがおすすめです。これは、ウェブサイトのパフォーマンスの概要を非常に分かりやすく表示してくれるもので、例えば、ウェブサイトのトップコンテンツや、トラフィック量などを簡単に確認できます。初心者の方にも分かりやすいように、多くの情報がシンプルな形で整理されています。
新しい機能をリクエストしたい場合、バグを見つけた場合はユーザーはどうすれば良い？
鈴木：最後の質問です。新しい機能のリクエストやバグ修正の依頼がある場合、どのようにフィードバックを送れば良いですか？
Daniel Waisberg：まず第一に、バグはありません。あるのは機能だけです（笑）。
ツール上にあるフィードバックボタンを通して私たちに知らせるのが、最も速い方法だと思います。また、私たちはTwitterでも非常に活発に活動しているので、Google Search CentralのTwitterアカウントや私個人、John、Martin、Garyに直接質問を送っていただいても構いません。ヘルプフォーラムも知識豊富な人々が質問に答えてくれますし、彼らが答えられない場合は、質問を転送してもらって私たちが確認することもあります。万が一、バグがあった場合は、ですけどね（笑）。
鈴木：分かりました。本日はありがとうございました！
Daniel Waisberg：ありがとうございました。
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株式会社 Faber Company 取締役 Search Advocate（サーチ・アドボケイト）。「海外SEO情報ブログ」の運営者。正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうことをミッションに掲げている。検索関連のカンファレンス/イベントの取材やセミナーでの講師が Faber Company での主な役割。最近では、海外カンファレンスでの登壇も経験している。海外SEO情報ブログは、日本では、最も有名な SEO をテーマにしたブログの1つ。Google 公式ヘルプコミュニティのプロダクトエキスパートとして認定を受けており、Google 社員とのつながりも深い。
