サーチコンソール インサイト(Search Console Insights)とは、自社サイトのパフォーマンスを大まかにチェックできる、Googleの新しい公式管理ツールです。WebサイトのPV、平均PV時間、新しいコンテンツ、流入チャネル、流入キーワードなどを把握することができます。
目次
初心者でも使いやすい「サーチコンソール インサイト」について、 Webマーケティング支援ツール「ミエルカ(MIERUCA)」マーケターの前田が、画像付きで解説します。
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「サーチコンソール インサイト(Search Console Insights)」とは?
「サーチコンソール インサイト(Search Console Insights)」とは、Webサイトオーナーやコンテンツクリエイター、ブロガー向けに開発されたツールです。
サーチ コンソール インサイト
以下のようなことを、パッと見ただけで把握できます。
- ユーザーがどうやって自社サイトを見つけてくれたか
- ユーザーの興味を引けるコンテンツとは何か
「サーチコンソール(Search Console)」と「Googleアナリティクス」の2つを連携させており、両データに基づいたレポートが表示されます。シンプルなぶん、アクセス解析の初心者でも分かりやすいツールになっているという印象です。
初心者向け【動画あり】Google Search Console(サーチコンソール)とは? 基本的な使い方
「サーチ コンソール インサイト」では何ができる?使い方を解説
具体的に、どんなデータを確認できるのでしょうか。使い方をみていきましょう。弊社のミエルカサイトで試したところ、まず全期間のPV数(ページビュー)が表示されました。
▲詳細な数値部分にのみ、モザイクを入れてます
「全期間のPV数を出されても、コンテンツ改善のヒントは得にくいなぁ」と思っていたら、そのすぐ下から次のデータが順に表示されました。
ココから下は、直近28日間の計測情報です。
1.サイトの概要(ページビュー、平均ページビュー時間)
直近28日間に絞ったページビュー数やユーザーがコンテンツを見た回数、平均ページビュー時間(コンテンツが表示および閲覧された平均時間)を確認できます。
※今のところ(2021年6月)、期間変更はできないようです。
右上にある、卒業生のような学生帽のアイコンをクリックしたら、以下のように各データの解説が表示されました。
2.新しいコンテンツ
そして、各コンテンツのPV数や平均PV時間も一覧でチェックできます。
3.最も人気のコンテンツ
表示の各コンテンツをクリックすると、ページ単位のパフォーマンスも確認できます。
4.Webサイトの流入元
どこからWebサイトに流入されているのか、アクセス経路を確認することもできます。
ミエルカサイトの場合、4割以上がオーガニック検索(Googleなどの検索エンジン)からアクセスされているのが分かりますね。
5.Google検索からの流入クエリ
次に、ユーザーがどんなクエリ(キーワード)で流入したかというデータも確認できます。これは、サーチコンソールの情報を元にしたデータですね。
6.他サイトからの参照リンク
他社のWebサイトからのアクセス状況も確認できます。
トップ参照リンク(参照数の多い順)と最新の参照リンク(新しい順)の2パターンで表示されます。
7.SNSからのアクセス経路
さらに、SNSからのアクセス経路も表示されます。
これを見ると、「ミエルカサイトは、SNSならFacebookからの流入が一番多いんだな」というのが分かります。
(Twitterだと思っていたので、少し意外な結果!)
「サーチコンソール インサイト」は誰でも利用できる?
「サーチコンソール」に登録していれば、誰でも見ることができます。
より、完全に近い状態でデータを見る場合は「サーチコンソール 」のプロパティと「Googleアナリティクス」のプロパティをリンク(関連付け)させておきましょう。
サーチコンソールと他サービスを関連付ける
※2021年7月時点では、ユニバーサルアナリティクスの Google アナリティクスのみリンク可能。Google Analytics 4 プロパティはまだサポートされていません。
リンク設定さえしておけば、両ツールの主要データを一度に確認できる「サーチ コンソール インサイト」は便利だと思います。 詳細な分析こそできませんが、大まかなデータだけ見たいときや初心者さんへはオススメできるツールです。
アクセスする方法
Googleの「サーチ コンソール インサイト(Search Console Insights)」公式サイトへのアクセスはこちら。
実際に自社サイトのデータを見て、コンテンツの改善に役立てましょう。
「サーチコンソール インサイト」を参考にコンテンツを改善したい
例えば、「●●というクエリでの流入が多いから、それに関連するコンテンツを増やして自社サイトの強みを伸ばしたい」など、具体的な改善施策に出たいときは、「ミエルカ」がお役に立ちます。
関連するクエリ(キーワード)はもちろん、似ている検索ニーズごとに分類して表示できるので、実際の制作を効率的に進められます。
▲〝SEO〟というクエリの査結果。
自社ドメインを入力すれば、 どの検索ニーズでアクセスを取れているかも分かる
検索ニーズの調査結果を見ていると、新たなキーワードを思い付くものです。
また、「ミエルカ」は他社サイトの流入クエリも分析可能です。競合サイトがどんなキーワードで集客しているのか、対象サイトのSEO対策も参考にしてコンテンツを改善できます。コンテンツSEOやコンテンツマーケティングの分析振り返りにも使えますね!
「コンテンツ改善の具体的な打ち手が見たい、提案がほしい」という方は、ミエルカの無料サイト診断を活用ください。
SEO観点から、Webサイトの集客力&競合サイトとの差分をお出しします。
「サーチコンソールインサイト」の動画解説を見る
動画では弊社取締役鈴木謙一がサーチコンソールインサイトへのアクセス方法や確認できるレポートについて解説しております。