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ロングテールキーワードとは?SEOで効果的な選び方から注意点まで解説!

更新日:2023.11.1 公開日:2022.12.29

ロングテールキーワードとは?

ロングテールキーワードとは?

ロングテールキーワードとは、SEOにおいてとても重要な考え方で、2語以上の複数の単語を掛け合わせて検索されるキーワードのことをいいます。

「SEO キーワード ツール」
「SEO ブログ おすすめ」

といった検索キーワードであり、月間検索ボリュームは1,000回未満と少ないことが多いですが、検索意図が明確であり、具体的検索であるが故にコンバージョンに近いキーワードが多くあります。

意図が明確なのでコンテンツを作りやすく、検索ボリュームが少ないので競合性も低い傾向があります。情報収集系の検索意図であれば、比較的検索上位を狙いやすいキーワードであることが多いでしょう。SEOを意識したコンテンツ制作の初級者は、このロングテールキーワードを狙うことから始めるのもよいと思います。

※検索ボリュームが少ないキーワードの他の呼び名として「スモールキーワード」、「ニッチキーワード」があり、ロングテールキーワードを活用したSEOの戦略を「ロングテールSEO」と言うこともあります。

ビッグキーワードとの違い

ビッグキーワードとは、反対に月間の検索ボリュームが多いキーワードです。主に1語だけでの検索語で月間の検索ボリュームが10,000回以上のキーワードを指すことが多いです。

ロングテールキーワードとビッグキーワード実際に明確な定義はありませんが、一般的に以下の通り分類されていることが多い印象です。

ビッグキーワード vol10,000/月~ 例)SEO (66,000)
ミドルキーワード vol1,000~10,000/月 未満 例)SEO ツール (2,500)
ロングテールキーワード ~ vol1,000/月 例)SEO ブログ おすすめ (50)

※例の検索回数は2022年9月時点のもの

ただし、業種・業界やサイトのジャンルによっては、この分類の概念や意味合いが異なります。主にBtoB領域は検索回数が少ない傾向があります。メインとなる検索キーワード1語だけでも、数千回しか検索されていないことが多いです。

例えば、キーワード「BtoBマーケティング」は、月間2,500回ほどしかありません。BtoBマーケティング支援企業だとしたら、これがビッグキーワードになります。2語以上のかけ合わせとなると、「btobマーケティング 戦略」で月間200回ほどに減ってしまいます。

ロングテールキーワードとするかどうかは、あくまで周辺キーワードの検索回数を相対的に見た時の概念です。こうなると、あまりロングテールだなんだと気にする必要はなくなってきますね。

SEOを意識したロングテールキーワードの選び方

SEOを意識するのであれば、ロングテールキーワードの選び方をしっかりと頭に入れておく必要があります。現状のWebサイトの状態を見極めたうえで、どのキーワードから着手していくべきなのかを決めていきましょう。

参考:【最新版】正しいSEOとは?5つのSEO対策とチェックリスト

1.キーワード設計を意識する

ロングテールキーワードを意識したコンテンツは、ただ量産していけばいいというわけではありません。しっかりと戦略を立ててコンテンツを作成していくことで効果を最大限発揮することができます。以下の手順で選定を進めてみてください。

ロングテールキーワードとは

手順)
①ビジネス上重要なビックキーワードを起点に、サジェストキーワードを洗い出す
②検索意図ごとにグループ分けする
③グループごとに優先度決める
④ターゲットキーワード決定

グループの優先度は検索意図を考慮し、コンバージョンに近いものから対応していくほうがビジネス成果を得るのが早くなると考えます。

2.競合状況を確認する

狙っているキーワードで、検索上位にいるサイト群を確認してみて、自分たちがそこに割って入っていけるかどうかも重要な観点です。早めに結果を求めるのであれば、ベンチマークしている競合サイトがまだ対応していないキーワード群から取り組んでいくのもよいと思います。

※このサジェストキーワードを洗い出し、検索意図ごとに分類し、競合状況を確認するという作業は、かなり時間の掛かる地道な作業です。。当社のミエルカはこれを自動化してくれますので、コンテンツ計画が立てやすくなります。ぜひお試しください!

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ロングテールキーワードを狙うメリット

ロングテールキーワードの活用によるメリットは以下の点があります。

  • 検索上位がとりやすい
  • コンバージョンにつながりやすい
  • 安定した集客が見込める

検索上位がとりやすい

検索回数が少ないがゆえに、競合も優先度を低くしている傾向が多く、まだ競合となるコンテンツが少ないため上位に表示させられる可能性が高い傾向があります。また、前述の通り、検索意図を把握しやすい(=検索意図が絞られている)のでコンテンツを制作しやすく、取り組みやすいというのもメリットになるでしょう。

コンバージョンにつながりやすい

2語、3語と組み合わせて検索しているので、そこには具体的なニーズ、解決したい悩みや課題があります。それが商品・サービスの購入によって応えることができるものであれば、コンバージョンに繋げやすくなります。

例えば「SEOツール おすすめ」というキーワードで検索しているユーザーは、SEOツールを探しているがどんな基準で選べばよいのか、どんなツールがあるのか網羅的に知りたいというニーズがあり、比較検討をしているということを考えるとコンバージョンに近いと言えます(本当はこんな単純ではないのですが汗)。

安定した集客が見込める

ビッグキーワードを狙った記事と比較したときに順位変動の影響が少ないためです。1つの記事で10,000人の集客をしていたサイトと10個の記事で10,000人の集客をしていたサイトがあった場合、前者だと、もし該当記事の検索順位が落ちてしまったら一気に集客数が落ち込んでしまいます。後者の場合、1つの記事で順位が落ちてしまっても他の記事で集客ができていれば影響は小さくなりますよね。

つまり、リスク分散をしているためコアアルゴリズムアップデートなどで順位変動が発生しても、影響を受けにくい安定した集客が可能です。

参考:2022年5月Googleコアアップデート【May 2022 Core update】悪影響/好影響の傾向と対策

ロングテールキーワードを狙うデメリット・注意点

ロングテールキーワードのデメリットや注意点は以下の通りです。

1.重複・類似コンテンツに気を付ける

ロングテールキーワードはその内容がニッチなものとなるため、きちんとコンテンツ管理がされていないとサイトに類似したコンテンツが増えやすくなります。

重複コンテンツはペナルティではないですが、検索エンジンからの評価が分散されてしまう可能性があります。
せっかく制作した記事も、キーワードのカニバリ(ターゲットキーワードがかぶってしまうこと)が発生するとコンテンツ制作コストが無駄になってしまうので、ロングテールキーワードの作成は慎重に進めていきましょう。

重複コンテンツを避けるためには1コンテンツ1テーマでの作成を意識することが大切です。例えば「料金と費用」、「口コミと評判」、「方法と手段」など、キーワード自体は異なるが意味合いが同じものに関しては一つのコンテンツにまとめるのをおすすめします。

参考:重複コンテンツとは?SEOではペナルティ?|基準と記事配信における3つの重複対策

2.アクセス数は多く稼げない

ロングテールキーワードは安定した集客を見込める反面、そもそもの検索ボリュームが少なく、アクセス数を大幅に稼げないという側面があります。

コンバージョンに近いロングテールキーワードを狙ったコンテンツが充足してきたら、ある程度アクセスの見込める潜在的なキーワードで、アクセス数も稼げるキーワードも狙っていきたいところです。そして、アクセスの多いコンテンツ→コンバージョンコンテンツへの導線を整備して、訪問ユーザーに回遊を促せるようになるとよいかなと思います。

参考:CTAとは?思わずクリックしたくなる3つの成功事例とすぐできる5つの改善施策

ロングテールキーワードの選定におすすめのツール

ロングテールキーワードの選定におすすめのツールを紹介します!

1.SEO ZERO

seo-zero

SEO ZEROは完全無料で使えるSEOツールです。登録なしでも使えますが、メールアドレスなどを登録すると利用回数を増やすことができます。

【無料】SEOZEROに登録する

現在は9つの機能が実装されており、今後使える機能が増えていく予定となっています。ロングテールキーワードの調査におすすめの機能が「競合コンテンツ分析ツール」です。この機能は、狙っている検索キーワードに対し、検索エンジンで評価されている競合のコンテンツを把握することができます。

競合サイトではどのようなコンテンツが書かれているのかを調査するのに役立つ機能です。ロングテールキーワードなどの競合調査をする際はぜひこちらのツールを活用してみてください。

2.キーワードプランナー

キーワードプランナー

キーワードプランナーは検索ボリュームの調査ができるツールです。ただし、留意点として、Google広告を運用していない(=広告出稿していない)場合は大まかな数字しか表示されない仕様になっています。(本来はボリュームが300だったとしても表示されるのは100〜1000)

ロングテールキーワードであればざっくりとボリュームを把握できれば問題ないですが、正確に数値を把握したい場合は次に紹介するウーバーサジェストを活用してみましょう!

3.ウーバーサジェスト

ウーバーサジェスト

ウーバーサジェストはキーワードプランナーと同じくキーワードの検索ボリュームを調査できるツールです。

キーワードプランナーと違い、検索ボリュームの数値が細かく表示されるので特に気になるキーワードなどはこちらで調査することができます。このツールも無料で使えるのですが、無料版だと1日に3回キーワードまでしか調査することができませんので注意して使うようにしましょう。

4.ミエルカ

ミエルカ

MIERUCA(ミエルカ)は、コンテンツマーケティングオウンドメディア流入改善に使えるSEO管理分析ツールです。

ロングテールキーワードの調査のみならず、「競合分析」「順位計測」「コンテンツ作成」までサポートしています。有料のツールだからこそ最短で成果を出すための機能が備わっているのでぜひ確認してみてください。

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ロングテールキーワードを活用して売上を伸ばそう

ロングテールキーワードを戦略的に対策できるようになると、サイト全体のコンバージョン数が増え、売上の向上に繋がります。今回紹介したロングテールキーワードの選び方や、おすすめのツールを活用し対策を進めていきましょう。

ミエルカではロングテールキーワードなどの戦略立てのご支援のみならず、Webマーケティング領域を総合的にサポートさせて頂いておりますので、ご興味あればぜひご相談ください。

Faber CompanyではWebサイト改善の無料相談も受け付けています。ユーザービリティ向上についても承っていますので、お気軽にご相談ください。

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著者PROFILE

岡戸海人
岡戸 海人

インサイドセールスやオウンドメディアの執筆業務などの担当を経て、カスタマーサクセスチームに配属となる。
現在はローカルミエルカのカスタマーサクセスとして顧客のローカルSEO対策の支援をしている。

監修者PROFILE

月岡 克博
月岡 克博(つきおか かつひろ)

SFA導入コンサルからCRMベンダーのセールスに転身し、営業マネージャーに。その後Faber Company営業部長を経て、マーケティングを担うIMC部を設立。現在は執行役員として、営業・マーケティング部の統括やセミナー登壇などの活動をメインに行っている。
■ 講演実績:マーケティングアジェンダ/日経クロストレンドForum 他■Twitter:@tsuuky09

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