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【2024年最新】Webマーケティングとは?基礎知識から施策の種類、担当者に求められるスキルまで徹底解説

更新日: 2024.11.13   公開日:2022.05.16

Webマーケティングとは、Webを中心に行われるマーケティング活動です。商品やサービスの認知拡大やを広め、集客、販売促進を目的に行うプロモーション施策のうち、Web上で行う施策のすべてがWebマーケティングにあたります。

Webマーケティング施策には様々な種類があり、ウェブ上の視覚的なデザイン、SEO、SNS活用、メールマーケティング、コンテンツマーケティングなどがあります。これらは全て、顧客との接点を増やし、ブランドの認知度を高め、販売を促進するために必要な手法です。

この記事ではWebマーケティングについて、基礎知識から施策の種類、成功ポイントまで徹底解説していきます。

Webマーケティングとは

Webマーケティングとは、Webを中心に行われるマーケティング活動です。商品やサービスの認知を広め、販売促進を目的に行うプロモーション施策のうち、Web上で行う施策のすべてがWebマーケティングにあたります。

デジタルマーケティングとの違い

Webマーケティングと似た文脈で、〝デジタルマーケティング〟という言葉もよく使われますが意味は少々異なります。デジタルマーケティングはWebに限らないデジタルツール全般を用いたマーケティング活動です。例えばデジタルサイネージやVR、アプリなども含む、オンラインのあらゆるタッチポイントを活用した施策のことを指します。

Webマーケティング

Webマーケティングが重要な理由

現代社会において、Webマーケティングは企業にとって必要不可欠な要素となっています。その理由は、インターネットの普及により、消費者の購買行動が大きく変化したためです。

従来の購買行動では、消費者はテレビCMや雑誌広告などのマスマーケティングの影響を大きく受けていました。しかし、現代ではインターネットやスマートフォンの普及により、いつでもどこでも情報収集が可能になったため、消費者は自ら必要な情報を検索し、比較検討するようになりました。

企業が消費者に認知され、商品やサービスを購買してもらうためには、Webマーケティングを通して積極的に情報発信を行い、Web上での顧客との接点を創出していくことが不可欠なのです。

Webマーケティングを行うメリットとデメリット

Webマーケティングのメリットとデメリットは、従来のマーケティングとは大きく異なります。この章では、企業がWebマーケティングに取り組むべきメリットと、取り組むに当たって注意しなければならないデメリットを解説します。

メリット

Webマーケティングに取り組むメリットとしては、大きく分けて4つあります。

広範囲に訴求できる

Web上でマーケティングを展開する最大のメリットは、地理的な制約がなくなることです。もちろん、サイトなどはそれぞれの言語で最適化しなければいけません。また、一部のマーケティングツールは利用できる国や地域に制限があったり、海外マーケティングをする上で海外ツールを利用しなければいけなかったりといった難しさはあります。しかし、それらの点を克服することさえできれば、ターゲットの住む国や地域に関係なく、マーケティング施策を行うことができます。

ターゲットを正確に絞って訴求できる

Webマーケティングでは、ターゲットを正確に絞って訴求することが可能です。例えばWeb広告であれば、広告の表示対象ユーザーを、年齢、居住地域、性別などで絞ることができます。よりコンバージョンに近いユーザーにピンポイントで訴求できるため、効果が上がりやすいと言えるでしょう。

低コストでできる

Webマーケティングは、TV広告や印刷広告などのアナログなマーケティング手法に比べて、少ない費用で実施できる施策です。取りかかりやすい上に、アナログマーケティングよりも費用対効果が高くなる可能性も高いので、すぐに始めることをおすすめします。

リアルタイムで効果を測定できる

Webマーケティングで利用するマーケティングツールの多くは、リアルタイムで効果を測定することができます。例えばGoogle Analytics4は、コンバージョンが発生したら、遅くともその翌日にはデータに反映されます。そのため、施策の状況をすぐに把握でき、課題があった場合にすぐに改善することも可能です。

デメリット

Webマーケティングにはメリットが多い一方で、デメリットもあります。

専門知識が必要

効果的なWebマーケティングを行うためには、SEO、コンテンツマーケティング、PPC広告、SNS運用など、多岐にわたる専門知識が必要です。また仮に、それぞれの施策ごとに担当者をアサインすることができたとしても、利用するツール内で表示されたデータを読み解いたり、読み解いた結果から次の施策を考えたりといった部分で、専門的な知識を習得する必要が出てきます。そのため、社内でそうした知識を持ったメンバーを育成するための時間的なコストがかかったり、外部の専門家や業者を利用するための金銭的なコストが発生したりといったデメリットがあります。

プラットフォームの変化への対応が求められる

Webマーケティングは、SNSや検索エンジンなどのプラットフォームに依存した施策です。そのため、プラットフォームのアルゴリズムのアップデートを逐次キャッチアップしたり、アップデート内容に合わせて施策を変更したりといった対応が求められます。継続的な情報の収集や知識の習得が必要であるという点は、他のマーケティングに比べて難しいと言えるでしょう。

プライバシー保護やセキュリティなどの対策が必須

Web上でマーケティング施策を展開する以上、個人情報漏えいやサイバー攻撃を受けたりといったリスクは避けられません。もし被害を受けた場合、復旧に時間がかかるだけでなく、企業の社会的な信頼を失ってしまう可能性もあります。セキュリティ対策ソフトを導入したり、個人情報保護のための社内システムを構築しておくなどの対策が求められます。

Webマーケティングの基本的な考え方

Webマーケティングを効果的に実践するためには、まず最初にマーケティング自体の基礎を理解する必要があります。 マーケティングは「誰に」「どのような価値を」「どのように提供するか」の三軸が基本的な考え方です。詳しく見ていきましょう。

誰に(セグメンテーション/ターゲティング)

マーケティングを実施するためには、まずどのような顧客へアプローチするかを決める必要があります。この行為をターゲティングと言いますが、ターゲットを定めるためにはまずセグメンテーションを行います。

セグメンテーションとは、市場に存在する顧客をさまざまな角度で分類し、市場の構造を把握する「分類」のことです。セグメントする際の分類軸は業種業態顧客の年齢居住地購入履歴などが考えられます。訴求したいサービスや商品によって分析軸は異なりますので、自社にあった分析を行うことが重要です。

セグメンテーションで顧客を細分化してから、その中のどの層にアプローチするべきか狙いを定めて「選定」することをターゲティングといいます。ターゲティングでは、顧客層の課題を自社のサービスや商品で解決できるか、自社の強みを活かせるかなどの視点で決めることが大切です。

どのような価値を(ベネフィット/差別化)

「誰に」の部分を決めたら、次に考えるのは提供する価値(ベネフィット)です。ベネフィットとは、人が特定のサービスや商品を購入して得られる利益や未来を指します。

有名な例として「ドリル」があります。ドリルを購入する顧客が求めているものは、ドリルという商品ではなく「穴を開けること」。これがベネフィットです。このように商品を購入する顧客が本当に求めていることが何かを見極め、自社のサービスや商品でそのニーズを満たせるかを考えることがマーケティングでは大切です。

さらに、似たサービスや商品を提供している競合他社と比べて、どの部分が自社サービスは優れているかを定義することも大切です。これが「差別化」です。競合他社との差別化・優位性が明確であれば、広告〜商談時まで一貫性のある訴求ができるようになります。

デジタルマーケティングの競合分析は以下の記事でも詳しく解説します。
競合分析やってみた。デジマにおけるやり方、分析項目やフレームワークを実例で解説。

どのように提供するか(4P)

「どのように提供するか」は、4Pと言われる4つの要素を参考に構成します。4Pとは、ProductPricePromotionPlacementの頭文字を取ったマーケティング用語です。それぞれの項目について簡単に解説します。

Product(プロダクト・製品)
顧客が求めるベネフィットをどのようなサービスや商品で提供するかを定めます。
Price(プライス・価格)
販売する商品の値付けをどうするかを定めます。
Promotion(プロモーション・販促)
顧客にどのような方法で商品の存在や魅力を伝えるかを定めます。Webマーケティングは、1つのプロモーション手法ですのでここに分類されます。
Placement(プレイスメント・流通)
サービスや商品をどこで得るか(買えるか)を定めるものです。顧客が購入した際に、どのような経路でサービスを提供するかを定める意味もあります。Webマーケティングの場合は、EC販売やクラウドサービスで提供するなども考えられます。

4Pは1960年代に提唱されました。時代に合わせて4Cという概念も1990年代に生まれています。4CはCustomer Value(顧客価値)、Cost(コスト)、Convinience(利便性)、Communication(顧客コミュニケーション)の頭文字を取ったものです。 4P、4Cいずれもマーケティングの基本であり、ターゲティングやベネフィットを考えた上でそれを再現できる手法を選ぶという意味では同じです。これらを整理して、自社の価値をどのように顧客へ提供していくか、決めるわけです。

Webマーケティングの主要施策15選

ここからは4PのPromotionに該当するWebマーケティング施策について考えていきます。Webマーケティングに欠かせない施策をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

認知度向上と集客のための施策8選

ユーザーに商品やサービスのことを知ってもらうためには、ユーザーの目に触れる機会を増やすことが重要です。そのため、幅広いチャネルで認知拡大や集客の施策を展開する必要があります。この章では、全部で8つの施策を紹介します。

①自社Webサイト・ECサイト・LP改善

まずは、サービスを知ってもらい商品を販売するなどの自社WebサイトECサイトLP(ランディングページ)などを設ける必要があります。

自社サイトはサービスの詳細はもちろん、企業理念や取り組む事業全体を理解してもらい、顧客からの信頼を得る目的でも大切です。顧客からよく質問されることは、FAQなどにして自社サイト内に設置しておきましょう。問い合わせフォームの最適化もコンバージョンを得るためには欠かせない施策の1つです。

☑︎関連記事:入力フォームはデザインが重要!離脱させずリード獲得につなげる10のポイント

ECの役割も持つサイトの場合、売上にも直結します。サイト内で商品を探しやすい導線かどうか、ユーザーインタビューなども実施できると改善につなげやすいでしょう。

また、LPは特定のサービスをユーザーに認知してもらいコンバージョン(購入や申し込み)に誘導する役割を持ちます。Web広告からの流入先としてサービスごとに作っても良いでしょう。

☑︎関連記事:LPとは?3つのメリットと広告効果を上げる技

②SEO(Search Engine Optimaization)

SEOというと、「とにかくたくさんの記事を書く」「キーワードを詰め込む」と誤解されることも多いですが、昨今はそういったものでは成果が出せません。検索ユーザーの知りたいことに応え、「検索ユーザーの課題を解決すること」がSEOだと覚えてください。

例えば、自社サービスや商品に関連するテーマを扱った記事コンテンツを作り、検索結果の上位に表示できれば、潜在顧客にあたるユーザーに自社を認知してもらえます。課題解決の1つの手段として自社サービスをアピールできれば、コンバージョンにも繋がります。

SEOツール「ミエルカ」を提供するFaber Company(ファベルカンパニー)では、〝オウンドメディア〟というキーワードで長らく検索1位に表示されているコンテンツがあります。(2022年4月末現在)「オウンドメディアを始めよう」と思ってその記事にたどり着き、その記事をキッカケとして「ミエルカ」を知り、問い合わせてくださったユーザーも大勢います。SEO施策として記事制作に取り組むときは、ぜひ下記を参考にしてください。

☑︎関連記事:正しいSEO対策とは?SEOの基本と効かなくなった施策
☑︎関連記事:SEO初心者に伝えたい、基本のSEOと施策ポイント【チェックリスト付き】

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③ローカルSEO

ローカルSEOとは、ユーザーが特定ジャンルのキーワードを検索したときに、居住地や現在地などによって変わる「特定の地域にフォーカスした検索結果」の中で上位表示をねらうことです。

例えば、「赤坂 ラーメン」など特定の地域を含むキーワードで検索すると、その地域に特化した検索結果が表示されます。「赤坂」など地域名が入っていない場合でも、キーワードによっては検索した場所に応じた検索結果が出ることもあります。店舗やオフィスなど、物理的にその場所へ行くことを目的とするようなキーワードでは、検索エンジンが自動的に地域に特化した結果を返すことも多いです。

東京・赤坂で「ラーメン」と検索した結果

こういった地域に関連するキーワードの場合、通常のSEO施策とはまた別の対策をとる必要があります。Google Map上に表示される店舗情報は「Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)」と呼ばれるツールで管理されています。店舗があるビジネスを展開されている方は、まずこのGoogleビジネスプロフィールのオーナー権を取得してください。自社Webサイトより多くの閲覧があるかもしれません。これはMEOローカルSEOでも非常に大切です。

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④Web広告(PPC広告、リスティング、ディスプレイ)

Web広告は掲載先となる媒体社やプラットフォームに広告費を支払い、そのプラットフォームがもつユーザーに広告を表示させるマーケティング手法です。

認知拡大やコンバージョンの獲得を目的に実施されます。Web広告にはさまざまな種類があり、現在主流とされているのは掲載費用やクリエイティブを自由に変更できる運用型広告です。Web広告の種類はリスティング広告、ディスプレイ広告などがあります。以下の記事で解説しているのでご覧ください。

☑︎関連記事:Web広告とは? 種類や媒体、費用などを一覧でDL! オススメ手法やコツも紹介

⑤SNS運用

FacebookやTwitter、InstagramなどのSNS上に特定のサービスや企業のアカウントを作成し、顧客に向けて発信していく施策です。SNSは拡散性があり、BtoC向けのサービスなどとの相性が良い点が特徴です。また、Web広告と組み合わせることで相乗効果を狙いやすく、期間限定のキャンペーンを認知させたい場合などには積極的に活用すると良いでしょう。

「ミエルカマーケティングジャーナル」では、Twitterを中心にSNS解説の記事も発信しているので、ぜひご覧ください。

☑︎ミエルカ マーケティングジャーナル|SNSの記事一覧
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⑥ YouTubeチャンネル

動画を用いたマーケティング施策も近年では注目が高まっています。動画コンテンツを作成してYouTubeなどのプラットフォーム上で公開することで、ユーザーへ自社のサービスや商品の情報を伝えていく施策です。Faber Comapny(ファベルカンパニー)でもSEOやWebマーケティングについて発信する「ミエルカチャンネル」というYouTubeチャンネルを運営しています。

テキストコンテンツよりも親しみがわきやすく、社員が出演すれば商談や顧客ミーティングの良いアイスブレイクにもなっています。自社サービスに関連するノウハウを伝えれば、潜在顧客からの信頼も得られるでしょう。

ミエルカチャンネル

また、近年は、TikTokも拡散性の高さから注目されています。動画はテキストコンテンツに比べて短時間でより多くの情報を伝えられるため、BtoB商材や教育コンテンツにも適しています。また、ストック型のため1本の動画で長期的な認知・集客効果を狙える点も魅力です。

YouTubeチャンネルの伸ばし方については、下記の記事でくわしく解説しています。
☑︎YouTubeのSEO施策を完全網羅で解説 ~アルゴリズムの傾向、キーワード選定法、ユーザーに好まれる動画の作り方

⑦メディア掲載(タイアップ広告)

タイアップ広告とは、メディアの記事コンテンツと同様の体裁で掲載される記事型広告です。掲載するメディアを普段から読んでいる読者には受け入れられやすく、メディアが持つブランド力も活用できる点が魅力のひとつです。 メディアを選定する際は、そのメディアのジャンルや読者層が自社のターゲット層とマッチしているかをきちんと見極めることが大切です。

⑧ウェビナー・オンライン展示会

展示会やセミナーをオンラインで実施する「ウェビナー」も新規顧客との出逢いが期待できます。基本的にはメールマーケティングと同様、リードジェネレーションとしての役割ですが、ウェビナー参加者限定のアンケート特典などを設ければ商談へも繋げやすくなります。

ウェビナーは自社開催、他社との共同開催(共催)、外部イベントへの参加など様々な開催形式があります。外部イベントに参加する場合は協賛費用がかかるので、顧客リストをある程度持っている企業であれば、まずは自社開催や他社との共同開催から始めてみることをオススメします。

Faber Cmapny(ファベルカンパニー)でも定期的にウェビナーを開催していますので、ぜひ参考がてら視聴してみてください。

☑︎ウェビナーの開催一覧|Faber Cmapny

コンバージョン率改善のための施策5選

せっかく集客をしても、そこでコンバージョンを獲得することができなければ、穴の空いたバケツに水を注いでいるのと同じです。そのため、集客した後のコンバージョン獲得のための施策も併せて行う必要があります。この章では、全部で5つの施策を紹介します。

①アクセス解析

Google Search Console(サーチコンソール )やGoogle Analytics4(グーグルアナリティクス4)を利用することで、サイトに流入してきたキーワードや、サイトの閲覧数、コンバージョン数などを確認できます。サイトの中でどのページがコンバージョンの支障になっているのか、どのページをもっと伸ばせそうかを把握することができます。

Google Analytics4:サイトへのアクセス数やコンバージョン数を計測できる

Google Search Console:サイトに流入してきたキーワードなどを分析できる

これらを用いて、各施策のコンバージョンやアクセスがKPI(目標)に対してどのような結果かを検証することが大切です。施策の結果をもとに改善点を見つけてPDCAを回すことで、コンバージョン数の向上が見込めます。

☑︎関連記事:Googleアナリティクス4(GA4)への移行どうする?
☑︎関連記事:Google Search Console(サーチコンソール )の登録方法

②LPO(ランディングページ最適化)

広告をクリックした時に表示されるランディングページ(LP)において、コンバージョン率を最大化する施策を指します。CTAやFVを、よりコンバージョンされやすいものにしたり、ヒートマップを通じたユーザー行動解析から、掲載する内容やコンテンツの順番を最適化していきます。

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☑︎関連記事:LPOについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 ③EFO(フォーム最適化)

商品購入や問い合わせの際に表示されるフォームを最適化する施策です。フォームの入力を開始したユーザーの割合と、フォームの入力を完了したユーザーの割合を比べながら、より多くの人にフォーム入力を完了してもらえるよう改善をしていきます。

例えば、フォームの入力を開始した人が少ない場合は、フォームを見つけやすい位置に設置したり、フォームが設置されているページへの導線を見直します。一方、フォームの入力を開始したユーザーは多いのに、完了したユーザーが少ない場合は、フォームの入力項目の数や入力欄の大きさが最適かどうかなどを検証していきます。

④ユーザビリティ改善

ページをより使いやすくしていくことも、重要な施策の一つです。

例えば、広告をクリックした時にLPの表示速度が遅いと、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまう可能性があります。そのため、ページの表示速度が早くなるように、画像の重さを調整したり、掲載するコンテンツの量を少なくするなどの対策をとる必要があります。

また、Webサイトのデザインをスマートフォンでの閲覧に最適化させることも大切です。特にBtoCの場合、多くのユーザーがスマートフォンでWebサイトを閲覧するため、スマートフォンでも快適に閲覧できるようなデザインにすることが求められています。

⑤A/Bテスト(ABテスト)

A/Bテスト(ABテスト)とは、広告やWebサイトなどを最適化するために実施するテストの一つです。

ボタンやテキストなど、特定の要素を変更したAパターン、Bパターンを作成し、それをランダムにユーザーに表示し、それぞれの成果を比較することで、より高い成果を得られるデザインがどれなのかを判断することができます。

ミエルカヒートマップでは、ヒートマップ機能に加え、A/Bテスト(ABテスト)機能もご提供しています。ぜひ一度、無料トライアルにお申し込みください。

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顧客育成(ナーチャリング)のための施策2選

集客してコンバージョンした顧客に、商品やサービスについての興味を維持してもらったり、最新情報や専門知識などの有益情報を提供するのも、マーケターの仕事です。この章では、顧客育成(ナーチャリング)のための施策を2つ紹介します。

①メールマーケティング

自社で保有している顧客リストに対して、メール配信するマーケティング施策です。自社イベントの告知や業界ニュース、記事や動画コンテンツ公開のお知らせなどをメールで配信します。

メールはプッシュでユーザーに伝えられるコミュニケーション手段であるという特徴があります。多くのECサイトでは、今でも重要なチャネルになっているでしょう。コンバージョンの獲得だけではなく、既存顧客との関係性構築を目的としても活用されています。

特にBtoB領域においては、MA(マーケティングオートメーション)ツールを活用する企業も増えてきています。メールの開封やクリック、Webアクセス履歴などを活用して、興味度合いに応じた顧客フォローを自動化することも可能です。

MAやメルマガ施策については、以下の記事で解説しています。

☑︎関連記事:MAとは?機能や活用方法を解説
☑︎関連記事:メール配信の主な指標・開封率・CV率

②MA(マーケティングオートメーション)ツールの活用

特にBtoB領域において利用が拡大しているのが、MA(マーケティングオートメーション)ツールです。メールの開封やクリックの他、Webアクセス履歴やコンバージョン履歴、架電状況や商談の進行具合などを一括で管理することができます。ツール内での顧客リストのフィルタリング機能などを活用すれば、顧客の興味度合いに応じて異なるメールを配信するなどの、細かいマーケティング施策も行うことができます。

☑︎関連記事:MAとは?機能や活用方法を解説

【具体例あり】Webマーケティングの始め方

いざWebマーケティングを始めようと思っても、何から手をつければ良いかわからない、という方も多いでしょう。そこでこの章では、Webマーケティングを始めるに当たって行うべき作業を、具体例つきで解説します。

目標を設定する

Webマーケティングを始める前に、まずは「何のためにWebマーケティングを行うのか?」という目的を明確化しましょう。 漠然と「Webサイトへのアクセス数を増やしたい」「売上をアップさせたい」と考えているだけでは、効果的なWebマーケティング戦略を立てることはできません。 具体的な数値目標を設定することで、Webマーケティングの効果を測定し、改善につなげることが可能になります。

例えば、

  • Webサイトへのアクセス数を3ヶ月で現状の2倍にしたい
  • 資料請求件数を半年で月間100件まで増やしたい
  • 新規顧客獲得数を来年度までに年間1,000件達成したい 

といったように、具体的な数値目標を設定しましょう。

ターゲットを決める

誰に商品やサービスを届けたいのか、ターゲットを明確にしましょう。 ターゲットを絞り込むことで、より効果的なWebマーケティング戦略を立案することができます。 年齢、性別、居住地、職業、興味関心、家族構成、年収、ライフスタイルなど、様々な要素を考慮して、ターゲットとなる顧客像を具体的にイメージしましょう。

例えば、

20代〜30代の女性をターゲットとした化粧品を販売している

都内に住む共働き夫婦をターゲットとした家事代行サービスを提供している

中小企業経営者をターゲットとしたWebマーケティングコンサルティングサービスを提供している 

といったように、ターゲットを明確化することで、Webサイトのデザインやコンテンツ、広告配信先などを最適化することができます。

戦略を立てる

目標とするターゲットにアプローチするために、どのようなWebマーケティング戦略を実行するのかを検討しましょう。 Webマーケティングには様々な手法があるため、自社の商品やサービス、ターゲットに最適な方法を選択することが重要です。

例えば、

  • SEO対策に注力して、検索エンジンからの流入を増やす
  • コンテンツマーケティングでユーザーの興味関心を引き付け、顧客とのエンゲージメントを高める
  • SNSマーケティングで認知度向上と顧客との関係構築を図る
  • メールマーケティングで顧客との長期的な関係を構築し、リピーター獲得につなげる
  • アフィリエイトマーケティングで費用対効果の高い広告展開を行う
  • インフルエンサーマーケティングでターゲット層へのリーチを拡大する 

といったように、具体的なWebマーケティング戦略を立案しましょう。

実行計画を立てる

具体的なWebマーケティング戦略が決まったら、実行計画を立ててみましょう。 いつ、誰が、何を、どのように実行するのかを明確にすることで、Webマーケティングをスムーズに進めることができます。

例えば、

  • SEO対策:週に1回、ブログ記事を更新する。
  • コンテンツマーケティング:月に1回、ホワイトペーパーを制作してWebサイトで公開する。
  • SNSマーケティング:毎日、TwitterとFacebookで情報発信を行う
  • メールマーケティング:毎週火曜日に、メルマガを配信する
  • アフィリエイトマーケティング:ASPに登録し、広告掲載を依頼する
  • インフルエンサーマーケティング:インフルエンサーマーケティング会社に依頼して、タイアップ広告を掲載してもらう

といったように、具体的な実行計画を決めると、どんな行動を取れば良いのかが明確になるので、施策も進めやすくなります。

Webマーケティングを成功させるための5つのコツ

Webマーケティングを成功させるには、Webマーケティングの特性を踏まえたコツを身につける必要があります。この章では、Webマーケティングを成功に導くコツを解説します。

目標や計画をしっかり決める

目標や計画を決めずに始めてしまうと、改善への具体的な行動が取れなかったり、他業務を優先してしまったりして、収益に繋げられないまま手付かずになってしまう、という結果になりかねません。始める前に、目標や計画をしっかり決めておきましょう。「いつまでに」「何の数値がどれくらいまでになるか」という具体的な目標があると、施策も打ちやすくなります。

データを分析し改善を繰り返す

Webマーケティングの特徴は、リアルタイムで詳細なデータを獲得できることです。解析ツールなどを活用して、それぞれの施策の状況や顧客の行動履歴などのデータを収集・分析し、改善を繰り返すことが成功のカギになります。

例えば、

  • アクセス数の多いページ、少ないページを分析して、Webサイトのコンテンツ改善に活かす
  • 広告のクリック率やコンバージョン率を分析して、広告効果の改善に活かす
  • SNSの閲覧数、いいね数などを確認し、目標や計画を調整する

など、データに基づいてWebマーケティング戦略を改善することで、より高い効果を得ることができます。

Webサイトのアクセス解析ツールであればGoogle Analytics4、SNSのアクセス解析ツールであればX Analytics、Instagramインサイトなどが有名です。

ユーザー体験を最適化する

使いやすさや見やすさを向上させることで、ユーザーの満足度を高め、コンバージョン率の向上につなげることができます。

例えばWebサイトの場合、スマートフォンに対応したデザインを採用したり、わかりやすい導線設計を行なったり、表示速度を改善するための施策を行うことで、ユーザーのストレスが減り、コンバージョンされやすくなります。

SNSであれば、投稿をわかりやすい文章にしたり、画像を始めとしたビジュアル要素を取り入れるなどの施策が考えられます。

ブランディングを強化する

企業や商品・サービスのブランドイメージを統一することで、顧客のブランドへの理解を深めたり、信頼感や共感を高めたりすることができます。

例えば、WebサイトやSNS、名刺などにおいて、ロゴやカラー、イラストの系統などを統一することで、ブランドが想起されやすくなります。

質の高いものを継続的に提供する

Webマーケティングでは、質の高い情報を継続的に提供することが最も重要です。ユーザーが本当に求めている情報や、商品・サービスに関連する最新情報などを、コツコツと提供していけるような仕組みづくりを作ると良いでしょう。

Webマーケターの仕事内容と必要なスキル

インターネットの普及により、企業活動においてWebマーケティングは欠かせないものとなりました。それに伴い、Webマーケティングの専門家である「Webマーケター」の需要も年々高まっています。

この章からは、Webマーケターの仕事内容や必要なスキル、現場で直面する課題と解決策、キャリアパスやスキルアップについて解説していきます。

参考:FaberCompanyでマーケティングを担当しているメンバーの経験談はこちら!

「共感力」が強み。マーケティングの部署に異動して「毎日がお祭り」のような日々

学園祭のように没頭できる環境を作りたい。再発見した「自分の特異」

スキル①施策に対する理解とデータ分析

前述した通り、Webマーケティングの施策は多岐に渡り、担当する業務範囲も企業や経験によって異なります。また、それぞれのデータを分析し、ユーザー行動を理解した上で、目標達成に近づくためにどんな施策が有効かを検討・判断する技術も求められます。そのため、「Webマーケター」として勤務・活動するには、それぞれの施策に関する専門知識から、複数の施策にまたがって総合的にマーケティングを実施していくための多角的な知識まで、幅広いスキルを身につける必要があります。

スキル②デザインスキル・ライティングスキル

Webマーケターは、デザインスキルやライディングスキルを求められることも珍しくありません。

ユーザーの関心を惹きつけられるデザイン案を考え、Webサイトや広告に掲載することや、ユーザーニーズに答える文章やコンバージョンを促す文言を考えることも、Webマーケターの仕事の一つです。

スキル③プロジェクト管理とコミュニケーション能力

Webマーケティングは、多くの関係者と連携してプロジェクトを進めることが多くあります。デザイナーやエンジニア、クライアントなどの社内メンバーはもちろん、制作会社や代理店のような社外のメンバーと連携する場面も多くあります。何を誰が担当するかは、企業によって多種多様です。Webマーケターは、そうしたタスクの分担状況や進捗状況をすぐに把握し、必要に応じて関係者に報告・連絡を行うなど、プロジェクトを円滑に進めることができるコミュニケーション能力が求められます。

スキル④継続的な学習と適応力

Webマーケティングは、トレンドの変化が非常に激しい業界です。新しい技術やツールが次々と登場したり、プラットフォームのアルゴリズムが頻繁に変更されたりするため、常に最新情報を収集し、新しい知識やスキルを習得していく必要があります。

Webマーケターは、変化を恐れずに、積極的に新しい知識や技術を学び、柔軟に対応できる適応力が求められます。

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Webマーケティングの現場でよく直面する課題と解決策

Webマーケティングの現場では、様々な課題に直面します。ここでは、Webマーケターが実際に直面しやすい課題と、その解決策を紹介します。

予算とリソースの制約

多くの企業では、マーケティングに使える予算やリソースが限られています。そのため、費用対効果の高い施策や工数の少ない方法を厳選し、効率的に予算やリソースを配分することが重要になります。

費用対効果の高い施策を組み合わせたり、注力する施策を時期によって厳選したり、工数削減のための方法を考えるなどの解決策を検討すると良いでしょう。

組織内の連携とステークホルダー管理が難しい

Webマーケティングは、営業部門や広報部門など、他の部門と連携して進めるケースも多くあります。そのため、部門間での情報共有や連携をスムーズに行い、目標達成に向けて協力体制を築くことが重要になります。

定期的なミーティングを開いて情報を共有したり、情報共有ツールを活用したり、部門間でのコミュニケーションを密にするなどの対策をとることをおすすめします。

トレンドの変化への対応を迫られる

前述した通り、Webマーケティングはトレンドの変化が激しい業界です。技術やツールの面はもちろん、気がついた時にはユーザーの興味が別のトピックに移っていた、なんてことも珍しくありません。

業界ニュースサイトやブログをチェックしたり、セミナーに参加したりして最新情報を収集し、必要に応じて関係するメンバーに共有する習慣を身につけるようにしましょう。

属人化の防止とチームの育成が難しい

Webマーケティングは幅広い専門知識が求められるため、業務が属人化してしまうことが多くあります。その担当者が勤務している時は問題ないのですが、担当者が不在だったり、退職してしまった場合に、せっかく今まで行ってきた施策が滞ってしまう、ということがよくあります。

こうしたトラブルを避けるためにも、標準作業手順書を作成したり、定期的な勉強会を開催したりして、チーム全体でスキルアップを目指したり、スキルを共有できる環境を整えていくと良いでしょう。

Webマーケターのキャリアパスとスキルアップ

Webマーケターの需要は年々増加しており、将来性のある職種です。 この章では、Webマーケターとしての市場価値を高める方法と、将来的に考えられるキャリアパスについて解説します。

専門性を追求すると同時に、担当できる領域を拡大させていく

Webマーケティングは、SEO、Web広告、SNSマーケティングなど、様々な専門分野があります。 特定の分野に専門性を深めたり、複数の分野を掛け持ちできるスキルを身につけることで、市場価値の高いWebマーケターを目指すことができます。

資格取得と継続的な学習・業務経験

Webマーケティングに関する資格を取得することで、知識やスキルの証明となり、就職や転職、キャリアアップに有利になります。

代表的な資格としては、「Google アナリティクス個人認定資格 (GAIQ)」や、「Yahoo! プロモーション広告 プロフェッショナル認定資格」「Web解析士」などがあります。

資格の取得以外にも、オンライン講座や書籍などを利用して、知識やスキルを習得することもできます。

ただしWebマーケティング業界では、資格や知識の有無よりも業務経験がものを言う時もあります。「〇〇株式会社でマーケティングを担当していた」といった経験が、転職の際に有利になることもあります。転職を考える際には、業界における企業の立ち位置なども考慮すると良いでしょう。

業界コミュニティへの参加とネットワーキング

業界コミュニティに参加したり、他のWebマーケターと交流することで、最新情報やノウハウを共有したり、人脈を築くことができます。

例えばFaberCompanyでは、SEOカンファレンスに社員が参加し、Googleの社員や他社のSEO担当者との人脈を築くことで、SEOに関する最新情報や、「こんな施策が効果があるらしい」といったトレンドをマーケティングやツール開発に活かすことができています。積極的にコミュニティに参加し、情報交換や意見交換を行い、自身の成長に繋げましょう。

Webマーケターとしてのキャリア構築

Webマーケターとして経験を積んだ後には、以下のようなキャリアパスがあります。

  • Webマーケティングマネージャー: チームを率いてWebマーケティング戦略の立案・実行を指揮する
  • Webディレクター: Webサイト制作の企画・進行管理、Webサイト全体を統括する
  • Webコンサルタント: 企業のWebマーケティング戦略をコンサルティングする
  • 起業: 独立してWebマーケティングの専門会社を立ち上げる

ただし、こうしたキャリアを獲得することが必ずしも成功であるというわけではありません。特にWebマーケターは、業務の幅が広い分、キャリアも多種多様に存在します。どの分野を専門とするのか、どんな経験を積むのか、将来どんな形でWebマーケティングに携わるかは、自分次第だと言えるでしょう。

まとめ

ここまで、Webマーケティングについて解説してきました。最後にまとめとして、Webマーケティングの将来像や、Webマーケティングを今すぐ始める理由などについて改めて解説します。

Webマーケティングは今後どうなっていく?AIとの関係は?

Webマーケティングは、テクノロジーの進化や消費者ニーズの多様化に合わせて、今後も常に変化し続ける分野です。 特に、AI(人工知能)やビッグデータ、IoT(Internet of Things)などの最新技術の活用が進むことで、Webマーケティングはより高度化・複雑化していくと予想されます。

例えば、AIを活用したマーケティングオートメーションツールが普及することで、企業はより効率的にWebマーケティングを実施できるようになります。 FaberCompanyでも、AIを活用して、Webマーケティングの様々な施策を効率化できるような機能を次々に開発しています。

AIを始めとした最新技術をうまく取り入れていくことは、競争優位性を維持していくために非常に重要であると言えるでしょう。

Webマーケティングは今すぐ始めるべき!

インターネットの普及により、消費者の情報収集手段や購買行動は大きく変化しました。 企業は、Webマーケティングを通して積極的に情報発信を行い、顧客との接点を創出していくことが重要となります。

Webマーケティングは、短期間で大きな成果が出るものではありません。 しかし、長期的な視点を持って継続的に取り組むことで、着実に成果を積み重ねていくことができます。

Webマーケティングは、企業の成長に欠かせない重要な戦略です。 まだWebマーケティングを始めていない企業は、ぜひこの機会にWebマーケティングの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

Faber Company(ファベルカンパニー)では、Webマーケティングの戦略を定め施策を進めるヒントとなるオンラインセミナーを多数実施しています。全て無料なので、ぜひお気軽にご参加ください。

Webマーケターはやりがいのある仕事!

Webマーケターは、Webサイトやデジタルマーケティングを通じて、企業の目標達成に貢献する、やりがいのある仕事です。

幅広い知識やスキルが求められる職種ではありますが、常に学び続け、コツコツと経験を積むことができれば、どの企業・業界でも通じる確かな実力を身につけることができます。

株式会社FaberCompanyでは、マーケターとして私たちと一緒に働いてくださる方を募集中です。ご興味のある方は、ぜひご応募ください。

FaberCompanyの採用情報はこちら:https://www.fabercompany.co.jp/recruit/

本記事の著者
大森真澄
大森真澄
デジタルマーケター・ライター
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