
SEO記事とは、特定のキーワードで検索する人の疑問や課題に答えるように設計した記事を指します。
※SEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略です。厳密にはSEO記事という言葉はありませんが、本記事では便宜上、SEO施策を意識して作る記事を「SEO記事」と呼びます。
AI OverviewsなどのAI検索が広がった現在も、検索意図に答え、自社ならではの一次情報を伝えるSEO記事の価値は変わりません。むしろ、一般的な情報をまとめただけの記事との評価の差は大きくなっています。
本記事では、検索エンジンと読者の両方に評価されるSEO記事の共通点と、キーワード選定から公開までの作成手順を解説します。
さらに、記事公開後の成果の確認方法とリライトの判断基準、生成AIを活用する際のポイント、ミエルカSEOの導入企業の事例も紹介します。
目次
- SEO記事とは
- 人間と検索エンジンの両方から評価されるSEO記事とは
- SEO記事の作成手順(キーワード選定・検索意図の分析から公開まで)
- 1.キーワードの選定
- 2.検索意図の深掘り
- 事例:サジェストキーワードから隠れたニーズを発見。独自記事に
- 3.構成(見出し)を作成する
- 4.本文を執筆する
- 5.タイトル、メタディスクリプション、リード文の設定
- 6.公開
- SEO記事の成果チェックとリライトの判断基準
- SEO記事の成果チェックとリライトの判断基準
- 生成AIを使ってSEO記事を作るときのポイントと注意点
- 質問1.記事の本数と質、どちらを優先したほうがいいですか?
- 質問2.新規記事の作成と既存記事のリライト、どちらを優先したほうがいいですか?
- 質問3.SEO記事は何文字が適切ですか?文字数が多いほうが評価されますか?
- 質問4.BtoBビジネスのため、対策できるキーワードが少ないです。
- 質問5.SEO記事の成果が出るまでの目安を教えてください
- 質問6.流入数が多いのに、CVにつながりません
- 質問7.SEO記事の作成にリソースが足りません。社内に経験者もいません。
- SEO記事の作成なら、ミエルカSEO
SEO記事とは
まずは、SEO記事の定義と他の記事との違いを整理します。
SEO記事の定義
SEO記事とは、特定のキーワードで検索する人の疑問や課題に答えるよう内容を設計し、検索結果から見つけてもらえるよう最適化した記事です。
公開後も長期間にわたって読まれるストック型のコンテンツで、おもに検索エンジンからの集客を狙います。
SEO記事というと、検索結果での上位表示を目的にしがちです。実際に、上位表示を狙ったハック的な手法が流行した時期がありましたし、いまだにその手法がSEOに効くという勘違いも残っています。
しかしGoogleは、コンテンツの評価について、次のように提示しています。
出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル
検索結果で上位に表示されることは、読者に見つけてもらうための手段です。SEO記事の目的は、検索した人に必要な情報を届け、課題の解決や次の行動につなげることにあります。
※関連記事:
・おすすめSEO検索順位チェックツール(無料)と順位を上げる6つの施策
・【2026年】SEOとは?AI時代にも効くSEOの基本・対策をわかりやすく解説
通常のブログ記事(広報)・広告記事との違い
SEO記事とWeb上でよく見られる他の記事との違いを表にまとめました。
| SEO記事 | 広報記事 | 広告記事 | |
| 起点 | 検索キーワードと検索意図 | 自社が伝えたいこと | 商品・サービスの訴求 |
| おもな読者 | 課題や情報を 検索している人 | ・既存顧客 ・取引先 ・メディアなど | 広告の配信対象者 |
| おもな 流入経路 | ・検索エンジン ・AI検索 | ・自社サイト ・SNS ・メールマガジン ・指名検索 | 広告配信 |
| おもな目的 | ・継続的な集客 ・見込み顧客との接点構築 ・メルマガ登録などの ライトなCV獲得 | ・情報発信 ・認知獲得 ・ステークホルダーとの 関係構築 | 購入・申し込み |
| 公開後の扱い | ・流入など参考にリライト ・長期的に活用 | 公開時の情報として活用 | 広告の配信期間に合わせて 運用する |
※SEO記事・広報記事・広告記事は俗語です。一般的に使われる言葉ですが、正しい名称ではありません。
たとえば、勤怠管理システムの新商品について発信する場合、記事の種類によって情報の切り口は次のように変わります。
- SEO記事
- 「勤怠管理 エクセル 限界」で検索する人に向けて、エクセルで勤怠を管理する際の課題と、その解決方法をまとめる
- 広報記事
- 新商品の機能や開発の背景、今後の展開をまとめる
- 広告記事
- 導入のメリットや導入企業の声、料金プランをまとめ、無料トライアルへの申し込みにつなげる
※関連記事:コンテンツマーケティングとは?事例とともに戦略や手順、やり方をわかりやすく解説
人間と検索エンジンの両方から評価されるSEO記事とは
前章で紹介したとおり、Googleのアルゴリズムは、読者を第一に考え信頼できる情報を優先するよう設計されています。つまり、検索エンジンに評価される記事とは読者にとっても役に立つ記事なのです。
そんなSEO記事には、おもに次の4つの評価軸があります。
- 検索意図に合う情報が過不足なく記載されている
- 自社ならではの一次情報・経験が含まれている
- E-E-A-Tが読み手に伝わる
- 読者が内容を理解しやすい構造になっている
※参考記事:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル
※関連記事:検索エンジンとは?種類と仕組み、上位表示を目指すポイント
1.検索意図に合う情報が過不足なく記載されている
検索意図とは、そのキーワードで検索する人が何を知りたいのか?という背景や、目的のことです。
たとえば、「東京駅 観光 子連れ」という検索ワードからは、「東京駅周辺で子どもを連れて観光できる場所を探している」と推測できます。
検索意図に合った情報を適切に記載することが、SEO記事の評価につながります。
なお、「SEO記事は文字数が多いほうが良い」と誤解されている人もいますが、文字数の多さそのものは評価の基準ではありません。
検索意図と関係の薄い情報を詰め込むと、読者が知りたい答えにたどり着けなくなります。必要な情報を、必要な順番で示すことが重要です。
2.自社ならではの一次情報・経験が含まれている
Googleは、コンテンツの品質を自己評価するための観点として、「独自の情報や調査、分析が含まれているか」「明白な内容を超えた洞察があるか」を挙げています。
ほかの情報源を参考にする場合も、単に書き換えるのではなく、独自の価値を加えているかが問われます。

BtoB企業のSEO記事であれば、次のような情報が一次情報にあたります。
- 自社が保有するデータや調査結果
- 顧客の導入事例や、支援の現場で得た知見
- 社内の専門家の見解や検証結果
- 営業やカスタマーサポートに寄せられる質問
3.E-E-A-Tが読み手に伝わる
E-E-A-T(イーイーエーティー)とは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった言葉です。
E-E-A-Tを読み手に伝えるには、次の点を確認します。
- 誰が書いたのか、誰が監修したのかを明記する
- 情報の出典を示す
- 事実の誤りがないかを確認する
健康やお金、安全など、人の生活に大きく影響するテーマ(YMYL/Your Money or Your Lifeの略)では、E-E-A-Tがより重視されます。
4.読者が内容を理解しやすい構造になっている
読者は、記事を最初から順に読むとは限りません。見出しを拾い読みして、必要な内容から読むこともあります。
読みやすい構造にするには、次の点を意識します。
- h2やh3タグを用いて、見出しだけで記事の全体像がわかるようにする
- 各章の冒頭で結論を示し、理由や根拠を後に続ける
- 比較や手順は、表や箇条書きで整理する
- 見出しと本文の内容を一致させる
AIに参照されるSEO記事とは?
近年、従来の検索ではなくAI検索を利用するユーザーが増えています。ただしGoogleは、AI検索向けの最適化も、同社が提示するSEOのベストプラクティスと大きく変わりはないとしています。
GoogleのAI OverviewsやAI Modeは、通常の検索と同じアルゴリズムで関連性の高いページを取得し、その情報をもとに回答を生成しています。読者を第一に考えたSEO記事はAI検索においても、信頼性のある情報源として参照されやすくなります。
そのなかでも、「自社ならではの一次情報・経験」の重要性はさらに高まっています。Googleは、誰でも書ける一般的な知識に基づく記事ではなく、専門的な見解や経験に基づく独自性のある記事を推奨しています。
※参考記事:Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する|Google 検索セントラル
※関連記事:
・クエリ・ファンアウト(query fan-out)とは?Google AI検索の仕組みとSEOへの影響
・Google検索「AI Overviews」とは?機能や影響・SGEとの違い
SEO記事の作成手順(キーワード選定・検索意図の分析から公開まで)
SEO記事は、次の流れで作成します。順に解説します。
- キーワードの選定
- 検索意図の深掘り
- 構成(見出し)の作成
- 本文の執筆
- タイトル、メタディスクリプション、リード文の設定
- 公開
※関連記事:【初心者向け】コンテンツ制作とは?目的や流れ、必要なスキルなどを解説
1.キーワードの選定
キーワードの選定とは、自社が情報を届けたいユーザー層が実際に検索しているワードの中から、記事に適したターゲットキーワードを選ぶことです。検索ワードには、ユーザーの疑問や課題が表れています。
次の手順で進めます。
| 1-1.キーワードの調査 1-2.同じ検索意図のキーワードをまとめる(グルーピング) 1-3.作成する記事の優先順位を決める(ターゲットキーワードの確定) |
1-1.キーワードの調査
まずは、自社が情報を届けたいユーザー層が実際に検索しているキーワードや、課題・悩みに関連したキーワードを調査します。
ここでは、Google Search Console、サジェストキーワード、関連キーワードを使った調査方法を解説します。
▶Google Search Console
Google Search Consoleで、すでに自社サイトに流入している検索クエリを調べます。
クエリとは、キーワードとほぼ同じ意味。ユーザーが検索窓に実際に入力した語句のことです。
検索する目的によって、大きく4つの種類にわけられます。
| クエリの種類(検索意図) | キーワードの例 | ユーザーニーズ |
| Doクエリ (行動型) | 「SEO記事 書き方」 | SEO記事を書きたい(書き方を知りたい) |
| Buyクエリ (購買型) | 「SEO記事 外注」「SEO記事 作成代行」 | SEO記事の作成を依頼したい |
| Goクエリ (案内型) | 「ミエルカSEO」(指名キーワード) | 「ミエルカSEO」の公式サイトにアクセスしたい |
| Knowクエリ (情報収集型) | 「SEO記事とは」「SEO記事 何する」 | SEO記事について知りたい |
検索クエリからは、「今、自社のサイトはどんなキーワードで見つけられているか」の現状把握ができます。
▶サジェストキーワードと関連キーワード
次に、サジェストキーワードと関連キーワードを調べ、検索ニーズを幅広く把握します。
サジェストキーワードとは、Googleの検索窓に入力した際に表示される、候補のキーワードのことです。関連キーワードは、Google検索の下部に表示されるキーワードで、「近いテーマ」が表示されます。
2つのキーワードから、検索ニーズを網羅的に把握します。

調べたキーワードは、月間の検索回数もあわせて記録しておきます。検索回数は、GoogleキーワードプランナーやミエルカSEOなどのツールで確認できます。
※関連記事:
・【比較】無料・有料SEOツール41選!機能や料金のちがい
・SEO施策に効く!キーワード選定のやり方・具体例
・SEO「共起語」とは?サジェストとの違い・調べ方、古いと言われる理由
ここまでの調査で、数十〜数百のキーワードを見つけてください。事業と関係のないキーワードや、社名などの指名キーワードは除外します。
1-2.同じ検索意図のキーワードをまとめる(グルーピング)
調べたキーワードを、検索意図ごとにまとめます。
たとえば、「SEO記事 書き方」と「SEO記事 代行」は、検索意図(疑問)が異なります。
「SEO記事 書き方」は「SEO記事の書き方を知りたい」、「SEO記事 代行」は「SEO記事の外注先や外注方法が知りたい」という意図だと考えられます。
検索意図をまとめたひとつのグループが、1本の記事のテーマ候補になります。
▶「SEO 記事」のグルーピング例
| 調査で見つけたキーワード | 検索意図 | ターゲットキーワード(月間検索回数) | 記事で答える内容例 |
| 「SEO記事 とは」 「SEO記事 書き方」 「SEO記事 作り方」 「SEO記事 作成」 「SEO記事 例」 「SEO記事 テンプレート」 「SEO記事 リード文」 「SEO記事 リライト」 | SEO記事の作り方を知りたい | SEO記事(1,333) | 定義、手順、例、テンプレート、リード文、リライト方法 |
| 「SEO記事 代行」 「SEO記事 制作会社」 「SEO記事 費用」 | SEO記事の外注先を探したい | SEO記事 代行(120) | 制作代行の方法、おすすめ制作会社、体制の例、費用 |
| 「SEO記事 プロンプト」 「SEO記事 AI」 「SEO記事 自動生成」 「編集 ツール おすすめ」 | AIでSEO記事を作成したい | SEO記事 AI(53) | AIツールの選び方、プロンプト例、AIで作った記事の編集方法 |
もし検索意図がわからない場合は、該当するキーワードで実際に検索してみてください。
上位表示された記事を参考にすると、Googleがそのキーワードをどんな検索意図として扱っているかが見えてきます。
※関連記事:検索意図(インテント)とは?SEOに大切な考え方と調べ方
1-3.作成する記事の優先順位を決める(ターゲットキーワードの確定)
最後に、どのターゲットキーワードから記事を作成するかの優先順位を決めます。
判断材料の1つが、検索回数です。検索回数によって、キーワードは次の3つに分けられます。
| 名称 | 検索回数 (月間) | 傾向 |
| ビッグワード | 10,000〜 | 検索意図が幅広い。競合が多い分野では上位表示の難易度が高い |
| ミドルワード | 1,000〜10,000 | 検索意図もある程度絞られている。流入と上位表示の難易度のバランスがとりやすい |
| スモールワード(ロングテールワード) | 100〜1,000 | 検索意図が具体的なため、上位表示を狙いやすい |
※検索回数の区分は一般的な目安です。
また、記事の目的がコンバージョン(CV)の獲得であれば、CVに近いキーワードを優先します。
「選ぶ」「依頼する」「導入する」など、契約や申込までの段階を表すキーワードを参考にしてください
| CVに近い傾向 | CVから遠い傾向 |
| 比較、おすすめ、選び方、料金、費用、価格、見積もり、導入、代行、外注、ツール、クチコミ | とは、意味、やり方、例 |
事例:ソリマチ株式会社(会計・労務ソフトウェア)
キーワード選定のPDCAで上位表示を実現。リード数は前年比1.7倍に
自社サイトへの自然検索流入が少ない、また競合企業のSEOが強いという逆境から、キーワード選定の工夫により、リードに貢献するSEO記事を作成した事例を紹介します。
経理・会計ソフトを開発・販売するソリマチ株式会社は、自社サイトへの自然検索流入が少ない状態から、本格的にコンテンツSEOに取り組みました。
当初は流入数の増加を目指し、検索回数の多い「確定申告」関連のキーワード群(55キーワード)を設定しました。しかし、競合企業が多くの記事で上位を占めており、ビッグワードでは検索順位が付きませんでした。
そこで、CVに近く、検索意図が具体的なキーワードを優先する方針に転換しました。検索回数は少なくても具体的なニーズに応える記事を公開し、上位表示を実現しています。

確定申告シーズンに入ると、それまで圏外だったキーワード群の検索順位が大きく上昇し、記事への流入数が増えました。広告などの複合効果もあり、無料体験版のダウンロード数(リード獲得数)は前年比1.7倍になっています。
※ソリマチの事例をくわしく読む
大手競合ひしめくSEOチャネルを攻略し、リード獲得数1.7倍に貢献。AI検索時代も活きるオウンドメディア戦略とは | ミエルカ導入事例
\キーワード選定ならミエルカSEO/
ミエルカSEOには、キーワードの月間検索数の調査やキーワード同士の関連性をバブルチャートで表示する「サジェストインテンション」、抽出したキーワードの自動グルーピング機能など、キーワード選定の効率化につながる機能が豊富です。効率的に、キーワード選定を進められます。
2.検索意図の深掘り
続いて、記事の構成を考えるために、ターゲットキーワードの検索意図を深掘りします。
おもな方法は次の3つです。
| 2-1.検索上位のサイトを分析する 2-2.Q&Aサイトやレビューサイトを分析する 2-3.社内情報から分析する |
2-1.検索上位のサイトを分析する
検索上位に表示されている記事からは、Googleがそのキーワードをどんな検索意図として扱っているかがわかります。
上位の記事ごとに、見出しの構成や扱っているテーマを書き出し、共通して扱われている情報を洗い出します。そのうえで、他の記事にはない読者に役立つ情報や、自社ならではの観点をどこに追加できるかを考え、独自性を持たせます。
ただし、上位記事の分析でわかるのは、あくまで検索エンジンの解釈です。読者の課題のすべてがわかるわけではないため、次の2-2.2-3.の方法で情報を補います。
2-2.Q&Aサイトやレビューサイトを分析する
Q&Aサイトには、ユーザーが自分の言葉で書いた質問が集まっています。どんな悩みが多く寄せられているか、どんな言葉で質問しているかを確認すると、検索結果からは見えなかった疑問が見つかることがあります。
BtoBビジネスの場合、レビューサイトも参考になります。実際に製品やサービスを使っているユーザーの声からは、導入前にどんな課題やニーズがあったのかがわかります。
2-3.社内情報から分析する
営業の商談記録や議事録、カスタマーサポートへのお問い合わせ、クチコミ、顧客の声などからも、ユーザーの課題がわかります。
このように、リアルな声や現場から見つけた課題やニーズを加え、自社ならではの解決策を示すと、独自性のある読者に役立つSEO記事になります。
事例:ぎょれん販売株式会社(EC)
サジェストキーワードから隠れたニーズを発見。自然検索経由のEC売上が3倍に
北海道の海産物のECサイトを運営する、ぎょれん販売株式会社。
調査したキーワードのグルーピングを行うなかで、「いくら」のサジェストキーワードに「鱒(マス)」が含まれていることに気づきました。
同社には「いくらの種類」に関する問い合わせが寄せられていたこともあり、担当者は「検索する人は、鮭のいくらと鱒いくらの違いや、いくらの種類を知りたいのではないか」と仮説を立てました。

この仮説をもとに記事を公開したところ、「いくら 何の卵」や「いくら」のキーワードで検索上位に表示されるようになり、2026年10月現在も上位を維持しています。キーワード調査と社内に届く顧客の声を組み合わせて、検索意図を深掘りした例です。
※ぎょれん販売の事例をくわしく読む
自然検索経由のEC売上が半年で3倍!「北海道の産直EC」の”脱キーワード詰め込み型コンテンツ”を解説
3.構成(見出し)を作成する
次に、記事の構成を作成します。
ポイントは、ユーザーが知りたい順に情報を並べることです。また、読みやすさの観点から、「1つの見出しで扱うトピックは1つ」を基本とします。
クエリの種類ごとに、構成の基本の型を紹介します。
Knowクエリ(知りたい)の記事構成:定義・解説型
| 例:〇〇 とは |
| 1.〇〇とは(1〜2文で定義を示す) 2.〇〇の目的(重要性) 3.〇〇の仕組み(種類) 4.〇〇と▲▲の違い 5.〇〇の具体例 6.〇〇を始めるには 7.まとめ |
Doクエリ(やりたい)の記事構成:手順・ハウツー型
| 例:〇〇 方法 |
| 1.〇〇の全体像(手順の一覧を冒頭で示す) 2.〇〇の手順(ステップごとにh3の見出しを立てる) 3.〇〇の具体例 4.よくある失敗と注意点 5.〇〇を効率化する方法・ツール 6.よくある質問 7.まとめ |
Buyクエリ(比較・購入したい)の記事構成:比較・選び方型
| 例:〇〇 比較 |
| 1.〇〇サービスとは(依頼できる範囲) 2.費用の相場 3.選び方・比較のポイント 4.おもなサービスの比較 5.依頼の流れ 6.依頼前に準備すること 7.依頼の際の注意点 8.よくある質問まとめ(自社サービスの紹介) |
型はあくまで基本です。検索意図の分析にあわせて、構成を調整してください。
4.本文を執筆する
構成にそって執筆していきます。
本文では、「人間と検索エンジンに評価されるSEO記事の共通点」で紹介したポイントを意識します。各見出しの冒頭で結論を示し、自社の事例やデータなどの一次情報を盛り込みます。
手順や比較は表や箇条書きで整理し、必要に応じて図解やイラストも入れると、読者が内容を把握しやすくなります。
読みやすい文章の書き方は、次の記事で解説しています。
※関連記事:SEOライティングとは?基本と実践手順をプロが解説
5.タイトル、メタディスクリプション、リード文の設定
タイトル、メタディスクリプション、リード文を設定します。
いずれも、読者に「この記事はどんな内容か」「どんな課題を解決するのか」を伝える重要な要素です。
タイトルとメタディスクリプションは、検索結果の表示イメージを理解し、設定してください。

タイトルの書き方
記事のタイトルは、検索結果に表示されるタイトル(titleタグ)と同じになることが多くあります。検索結果に表示されたときの見え方を意識して設定します。
タイトルを付けるときのポイントは、次のとおりです。
- 文字数は28~32文字程度にする
- ページ内容を端的に表す
- ユーザーが検索するキーワードを使う
- 重要なキーワードは前半に置く
- 記号、数字を使う、内容を具体的に示す
- パワーワード(キャッチーなワード)を使う
- 他のページと被らない文言にする
※参考記事:SEOに効くタイトルの付け方とは?文字数や作成手順【事例つき】
メタディスクリプションの書き方
メタディスクリプション(meta description)とは、検索結果に表示される各Webページの概要テキストのことです。検索結果に必ず反映されるわけではありませんが、登録しておいて損はありません。
検索するユーザーは、タイトルとメタディスクリプションを見てURLをクリックするかどうかを判断します。タイトルと同様に、クリック率やサイト流入数を左右する重要な要素です。
タイトルに入りきらなかった言葉や要素をメタディスクリプションで補うと、伝えたい情報を漏れなく示せます。
メタディスクリプションを設定するときのポイントは、次のとおりです。
- 重要な情報は前半50文字程度に入れる(スマートフォンでは表示される文字数が少ないため)
- 記事の内容を想像できるようにする
- 読者の課題を解決できることが伝わる文にする
- 読者が自分のことだと感じられる言葉を入れる
- 記事の内容とあった、正しい情報を伝える
- 公開後は、流入しているキーワードなども参考に見直す
※関連記事:メタディスクリプションとは?文字数や書き方・例文、SEO効果をわかりやすく解説
リード文の書き方
リード文は、読者が「この記事を読み進めるべきか」を判断する最初の入り口です。次のポイントを参考にまとめます。
- 読者の疑問や状況に触れる
- 疑問の答えの要点を示す
- 記事で扱う範囲を示す
- 記事の根拠や特徴を示す
- 短くまとめ、大げさな表現を使わない
なお、リード文は本文を書き終えたあとに書くことをおすすめします。
本文が完成していれば、記事で扱う範囲や答えの要点を正確に示せるため、リード文と本文のずれを防げます。
6.公開
記事を公開する前に、効果を測定するための設定を行います。
効果測定のための事前設定
次のチェックポイントを参考にしてください。
□記事ページにGoogleアナリティクス(GA4)の計測タグが入っているかを確認する
□資料ダウンロードやメールマガジン登録などを、GA4のキーイベント(旧コンバージョン)として設定する
□ターゲットキーワードを、順位計測ツールに登録する
□公開後、Search ConsoleのURL検査で、記事のインデックス登録をリクエストする
ヒートマップの設定
ヒートマップを設定すると、記事のどの部分が読まれているか、どこで離脱したかを可視化でき、データに基づいた記事の改善が可能です。
公開後は記事のシェアと内部リンクを忘れずに
記事を公開したら、自社のメールマガジンやSNSで告知します。あわせて、関連する既存の記事から新しい記事へ、内部リンクを設定します。
※関連記事:内部リンクとは?定義とSEOに効く貼り方・注意点(専門家監修)
SEO記事の成果チェックとリライトの判断基準
記事の公開から1か月〜2か月後を目安に、順位の変化や流入、CVなどを確認します。
記事の目的別確認ポイント
SEOの目的別に、次のポイントを確認します。
| 記事の目的 | チェックポイント |
| 流入数の増加 | ・ターゲットキーワードの検索順位 ・PV数、セッション数、ユーザー数 ・回遊率(ほかの記事へ移動したユーザーの割合) |
| CVの獲得 | ・ターゲットキーワードの検索順位 ・サービスページへの送客数 ・資料ダウンロードなどのCV数 |
検索順位を参考にしたリライトの優先度
検索順位が低かったり、流入やCVが伸び悩んだりしている場合、リライトを検討します。
リライトの判断は、検索順位を参考にするとわかりやすいです。
とくに30位以下の記事は、大幅なリライトや新規記事として書くことも検討します。
| 検索順位 | 優先度 | おもな改善方法 |
| 2〜5位前後 | ー | 大幅なリライトは避ける(順位が下がるリスクがある) |
| 7位〜15位前後 | 高 | タイトルやメタディスクリプションの見直し、構成の順番を入れ替える |
| 15〜25位前後 | 中 | 検索意図に対して不足している情報を補う。一次情報や図表を加える |
| 30位より以下 | 低 | 検索意図と内容が大きくずれている可能性が高い。検索意図を調べ直し、構成から作り直す |
リライトの具体的な方法は、次の記事をお読みください。
※関連記事:リライトとは? SEOにおける記事の改善手順・優先度・リスク【体験事例】
生成AIを使ってSEO記事を作るときのポイントと注意点
ChatGPTやClaudeなどの生成AIを使うと、構成案や下書きの作成、タイトル案の検討などを効率化できます。
一方で、生成AIの出力をそのまま公開しても、読者の役に立つ記事にはなりません。生成AIに任せる工程と人が担う工程を分けることで、効率と記事の質を両立できます。
生成AIに任せられる工程例
- 調査したキーワードを元に、構成案のたたきを作る
- 構成案を元に、記事の下書きを生成する
- 完成した記事をもとに、タイトル案の候補を複数生成させる
- 記事に入れる画像や図解のイメージを作る(清書はデザイナーに依頼)
- 既存の記事について、不足している情報や読みにくい箇所の改善案を出す
生成AIの出力の判断や編集は人が担う
人が担う工程は、大きく2つです。
1.生成AIの出力を判断する
構成案や見出し案、タイトル案の候補、リライトの改善案などをチェックし、どの案を採用するかを決めます。
2.生成AIでは作れない情報を加える
生成AIは既存の情報をもとに文章を生成します。独自性のある記事につながる、自社のデータや顧客の事例、社内の専門家の見解は、人による加筆が必要です。
生成AIを使って記事を書くときの注意点
生成AIを使って記事を書くときの注意点と対策方法をまとめました。
| 注意点 | 対策 |
| 事実と異なる内容が含まれることがある(ハルシネーション) | 数値や固有名詞、制度の説明は、公的機関の情報や一次資料で確認する |
| 情報が古い、または偏っていることがある | 最新の情報や、異なる立場の見解もあわせて確認する |
| 既存の文章や画像と似た内容が生成されることがある | 公開前に、既存の著作物と酷似していないかを確認する |
| 入力した情報が外部に送信される | 社外秘や顧客の情報を入力しないよう、社内のルールを決めておく |
| 生成AI特有の不自然な文章になりやすい | 人が読み直し、表現を整える |
生成AIを使った記事作成については、次の記事でくわしく解説しています。
- ChatGPTを活用したSEO記事ライティング方法を解説します【プロンプト例有】
- 無料のAI文章作成ツールおすすめ4選|特徴・使い方を徹底検証
- AIっぽい文章の特徴って? 自然な文章に改善する7つのコツ
- 利用シーンからAI文章校正ツールを選ぼう【6種を比較】ChatGPT・Claudeから校正専用ツールまで
- [Gemini活用]Nano Bananaで狙い通りのアイキャッチ画像をつくる方法
事例:ペッツファースト株式会社(ペット関連事業)
AI×人の分担で、1人体制でも新規記事の9割が検索上位に
ペット関連事業を展開するペッツファースト株式会社では、自然検索による流入が減少しているという課題に直面していました。
担当者1名で改善を進めるため、ミエルカSEOを導入し、AIライティング機能を活用したリライトに着手。AIに任せきりにするのではなく、「既存記事の良い部分は残す」「不足している情報だけを補足する」「箇条書きの多用を禁止する」などの条件をリライト専用のプロンプトに組み込み、出力の質を安定させていきました。
プロンプトができたことで、リライトの工数が大幅に削減され、記事の校正に時間をかけられるようになりました。
※ペッツファーストの事例をくわしく読む
1人体制で競合比2倍超えの「ファインダビリティスコア」実現。AI×人間の分担で挑んだ、ペッツファーストのSEO改革
長年のSEOの知見とLLMの研究から、SEO記事に特化したAIを開発。対策したいキーワードを入力するだけで、AIがSEOに最適な記事を自動ライティングします。
記事のリライトも、対策したい記事URLとキーワードを入力すると、リライト記事を自動生成します。
SEO記事の書き方でよくある質問
SEO記事を書く際によくある疑問と、その答えをまとめました。
※関連記事:「コンテンツSEO」あるある!よくあるご相談・ご質問と回答集
質問1.記事の本数と質、どちらを優先したほうがいいですか?
回答1:
基本的には、記事の質を優先します。
SEO記事は、公開後も長期間にわたって読まれるストック型のコンテンツです。とくに、月間検索回数が3,000以上のキーワードや、競合の記事の質が高く、充実した内容が求められるキーワードでは、本数を増やすより、1本の記事の質を高めるほうが上位表示につながりやすくなります。
ただし、同じ検索意図に答える記事を複数作る必要はありません。記事の本数は、答えるべき検索意図の数によって決まります。
※関連記事:【2026最新】BtoCオウンドメディア成功事例10選
質問2.新規記事の作成と既存記事のリライト、どちらを優先したほうがいいですか?
回答2:
既存記事の検索順位を調べ、次のポイントを参考に判断します。
1.CVに近い記事を優先する
既存記事でも新規記事でも、CVに近いキーワードの記事を優先します。CVに近い記事がまだない場合は、既存記事のリライトより、その新規記事を先に作ります。
2.少ない工数で改善できるリライトから始める
検索順位が7〜15位前後の記事は、タイトルやメタディスクリプションの見直しなど、少ない工数で改善が期待できます。
3.検索順位が低い記事は検索意図から見直す
検索順位が30位以下の記事は、検索意図と内容が大きくずれている可能性が高く、大幅なリライトが必要です。そのため、新規記事として必要なキーワードと比較し、より重要なキーワードの記事を優先します。
質問3.SEO記事は何文字が適切ですか?文字数が多いほうが評価されますか?
回答3:
文字数が多いか少ないかは、SEOの評価基準ではありません。SEO記事で大切なのは「何文字書くか」ではなく、「検索意図を満たすために、どのような情報を、どのような形で示すか」という視点です。そう考えれば、適切な文字数はおのずと決まってきます。
※関連記事:SEOと文字数は関係なし!長くても短くても伝わりやすいコンテンツを
質問4.BtoBビジネスのため、対策できるキーワードが少ないです。
回答4:
まず、自社の商材がSEO記事による集客やCVに適しているかを確認します。次の点に当てはまるほど、SEO記事で読者に情報を届けられる可能性があります。
- 顧客が、課題や解決策を検索で調べてから検討を始めるか
- 製品名やサービス名ではなく、顧客の課題や業務を表す言葉で、一定の検索があるか
- その検索に、自社の知見や一次情報で答えられるか
- 記事から資料ダウンロードなどのライトなCVや、サービスページへの導線を設けられるか
当てはまる場合は、顧客が製品やサービスの存在に気づく前の段階で、どんな検索をしているかを考え、キーワードを広げます。
当てはまらない場合は、SEO記事で新たな検索流入を集めるよりも、自社サイトやサービスサイトの情報を充実させることを優先します。
サービスの特長、導入事例、料金の目安、よくある質問など、検討に必要な情報がサイト上にそろっていることが重要です。生成AIの回答でも、サイト上の情報が参照元になりえます。
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質問5.SEO記事の成果が出るまでの目安を教えてください
回答5:
キーワードの競合状況によって異なりますが、公開から1〜2か月を目安に、検索順位や流入数の変化を確認します。
公開直後は検索順位が安定しないことがあるため、この期間は大きな修正を控え、推移を見て判断します。競合が多いキーワードや、特定の時期に検索が集中するキーワードでは、成果が出るまでに時間がかかることもあります。
質問6.流入数が多いのに、CVにつながりません
回答6:
流入数の多い記事が、どんな検索クエリで読まれているかを確認します。とくにKnowクエリの場合、情報を知りたいというニーズが中心のため、すぐにはCVにつながりません。
そもそも、SEO記事だけで申し込みや契約といった大きなCVにつなげるのは難しいものです。CVにつながりやすい記事への内部リンクや、ホワイトペーパーのダウンロード、メールマガジン登録などのライトなCVを用意し、流入をユーザーとの接点づくりに活かします。
質問7.SEO記事の作成にリソースが足りません。社内に経験者もいません。
回答7:
SEOツールの導入、伴走支援、記事の外部制作が検討できます。
初めてSEOに取り組む場合や、社内のリソースが不足している場合は、SEOコンサルティングやコンテンツ制作の受託サービスが向いています。
将来的に内製化を目指す場合は、伴走支援のあるSEOツールを導入し、運用しながら社内にノウハウを蓄積する方法があります。
SEO記事の作成なら、ミエルカSEO
本記事では、SEO記事の書き方を解説しました。
SEO記事の作成には、キーワードの選定から構成の作成、公開後のリライトまで、さまざまな工程があります。
ミエルカSEOなら、キーワードの調査や検索意図の分析、記事の作成、記事の改善などが1つのツールで進められます。
また、カスタマーサクセスによる伴走支援で、社内に経験者がいなくてもSEOが始められます。記事制作のリソースが足りない場合は、コンテンツ制作の支援もご相談できます。ぜひ、お問い合わせください。











